カズオイシグロ ノーベル賞の作品はコレ!社会性と歴史性を繊細に表現し、世界が誇る文学作品に成長した理由!

カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞はかなりの反響がありますが、受賞に至った作品、きっかけは何だったのでしょうか?村上春樹が受賞出来ないノーベル文学賞。それを彼は見事に手中に収めました。その作品を見ていきましょう。


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カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞作品はコレ!

カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞のニュースは、2017年10月5日の午後8時頃、日本中を駆け巡りました。

 

日系イギリス人である彼は、出身地は日本の長崎県。日本人の両親を持つカズオ・イシグロ氏は、5歳の時にイギリスに渡る事になったそうです。

 

理由は、父親が有名な海洋学者であり、イギリス政府に招聘されたという経緯があり、家族でイギリスに渡ったようです。

 

それをきっかけに、そのままイギリスでの国籍を取得し、ケント大学を卒業されました。ケント大学が有名なのは、演劇、MBA、建築学となっていて、カズオ・イシグロはこのケント大学を卒業後はミュージシャンを目指した事もあったようです。

 

その後、イースト・アングリア大の大学院に進み、作家のマルカム・ブラッドヘリに師事し、そこで小説を書き始めたということのようです。

 

それが20代の時で、現在は62歳なので40年近く小説家としての活動を続けているという事になります。

 

小説デビューは『遠い山なみの光』という作品です。

 

この作品では原爆投下後の長崎を舞台として、被爆後に結婚した女性の生涯を描いた、社会性の強い作品であり、王位文学協会賞という権威ある賞を受賞されています。

 

長崎生まれのカズオ・イシグロ氏だからこそ書ける内容だったのではないでしょうか?

 

また、後にカズオ・イシグロ氏の代表的な作品に育っていく小説があります。

 

『日の名残り』では、イギリスの古き良き伝統を守り抜く姿勢を表現しました。

 

第二次世界大戦さなかのイギリスの田園地帯の邸宅で働く執事の姿を描いており、ものすごく丁寧が表現にこだわって書きあげられた作品です。

 

主人公の執事が物語を語り抜くさまがとても優雅で、イギリスに伝わる「品の良さ」を感じられる作品です。

 

また、この『日の名残り』では、イギリスでもっとも優れた文学作品に与えられる、栄誉ある賞「ブッカー賞」を受賞することとなり、カズオ・イシグロの名前を世に知らしめるきっかけとなった作品でした。

 

そして、もう1作品。『わたしを離さないで』という作品もとても社会性を感じざるを得ない作品です。

 

他人に臓器を提供するドナーとして育てられる子供達を、繊細にそして時にはストレートに描いた作品です。

 

最初は謎に包まれた数々の設定を読み進めていくうちに、その「謎」が現実のものとして顕在化してくる様子は、実際には出会った事のない環境、身を置いた事の無い環境であるにも関わらず、あたかも登場する子供たちの境遇に自分を重ね合わせてしまう不思議な感覚に襲われます。

 

子供時代の友人関係やこれまでの自分を、自然と振り返らせて、慌ただしい日常の中で「一度立ち止まって、自分を顧みなさい」と言われているような感覚になる作品です。

 

これらの代表作品が評価されて、今回のノーベル文学賞受賞となりました。

 

NEW!!カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞出来た本当の理由とは?↓

 


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カズオ・イシグロが描く社会性と歴史性に偉大さを感じる

それぞれの作品、モチーフには特徴があるものの、「社会性」について論じるきっかけを与えてくれたり、失われそうな「歴史」について考えさせられるものが多いと思います。

 

それは、カズオ・イシグロが、長崎の生まれだからなのでしょうか。

 

世界で唯一原爆が投下された国「日本」で生まれ、そこでしか感じられない空気や歴史、想い。そういったものが、5歳まで生きたカズオ・イシグロの心の中に残っているのでしょう。

 

むしろ、子供の時に感じたそういった時代性を敏感に感じ取ったのでしょうね。

 

大人になれば、どこか諦めてしまったり、考えるのをやめてしまったり、、、
何に対してもそうですよね。

 

でも子供は本当に素直です。どんなことにも好奇心を抱き、探究する力は大人よりも勝っています。

 

そんな幼少期に日本を離れ、客観的に祖国「日本」を見れたからこそ、文字=小説 という形で世の中に送り出したかったのだと思います。

 

今回のカズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞に関して、新しい公式情報が入ってきましたら、再度記事を更新させていただきます。

 


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